ジェットコースターを心理学の知識を使って克服する
目次
ジェットコースターが苦手な方へ
私はジェットコースターが大嫌いでした。
数年前に職場の友人と富士急ハイランドに行くまでは。
富士山やドドンパ
後は何か急に上に持ち上げられるような
名前も覚えていない絶叫マシンにたくさん乗りました。
小さい頃は「怖い」と言って逃げ回っていましたが
大人になると逃げられない場面がやってきます。
ほんとにほんとに嫌でしたが
一番初めに「フジヤマ」に乗りました。
ゆっくりと上がっていく乗り物に乗せられ私は恐怖心と戦っていました。
しかしそこで私はコツをつかみました。
それまで大嫌いだったジェットコースターに楽勝で乗れるようになりました。
もちろん科学的な根拠があるわけではありません。
あくまで私個人の感じ方にすぎないかもしれませんが
この時以来私は
ジェットコースターに乗らなくてはいけない試練を
この方法で乗り越えてきました。
自分なりにコツを大きく2つにまとめてみました。
1、心理学の逆説志向
「落下するジェットコースターよりも早く落ちてやろう!」
「私ならばもっと早く落ちていく事が出来る!」
と「落ちたくない」といった気持ちの逆方向に
意識を向けてやること。
これは心理療法において
例えば人前で話すときに顔が赤くなってしまう赤面症の治療などに
「逆に私の顔はどこまで赤くなるか皆に見せつけてやろう」
といわばユーモアを交えてとらえなおすことで
克服していくというフランクルの
「逆説志向」という考え方に似ているのかもしれません。
2、手の力を抜く
次は両手で目の前のレバー(?)を掴む力を緩める事です。
ジェットコースターが嫌いな私は
今まで知らず知らずにギュっとレバーを握り締めておりました。
しかしどうやらそれでは恐怖感は増す一方なのです。
力を抜いてみてください。
途端に恐怖心も消えます。
不思議ですが消えます。
落下の最中にこそ力を抜いて欲しいのです。
1番目の逆説的思考という観点から
考えてみますと
レバーを握りしめるという行為は
どちらかと言えば「落下したくない」
「しっかりと固定されたものにしがみついていたい」
といった心の動きからでる行動かと思われます。
なので我々からしたら
手放しする人が信じられない
というのは逆で
むしろ手を放してしまった方が
恐怖心は和らぐのかもしれません
私はまだ手放し乗りはしたことが無いのですが
少なくともレバーに触れているだけ
とした方が恐怖心は和らぎました。
最後に
これらの方法で一気にジェットコースターを克服した私でしたが
恐怖心のないジェットコースターは
極端に言えば
ただ箱の中に揺られて数分いるだけといった様子です。
わざわざお金を払って
非常に冷めた気持ちで絶叫マシンに乗ることに意味があるのか…
確かにワ~!キャ~!と言っているから楽しいとも言えます。
しかし友達関係、恋人関係などでどうしても乗らなくてはいけない場合があるかと思います。
全く楽しめなくてもいい!とにかく
みんなと付き合うためにどうしても乗らなくてはいけない!
という方はどうぞお試しください。
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